The Catcher in the Rye(母に会えなかった話)


隣町に住む母に1年以上会えていません。


今までだって数ヶ月に一回程度だったのですが、流石に寂しいものです。コロナ禍で一番つらい事かもしれません。


お隣なのですから遠いわけではないのですが、持病もあり人一倍敏感な母からは長い間「会いに来ちゃだめよ!」宣言を受けております。無理矢理会いたいというのも違うしなぁ、と諦め... 電話口でも「会いたい」とは触れずにきました。


そんなわけで自然と地元日進からも、足が遠のいていたのですが・・・


先日久々に友人の畑を訪ねて、実家から徒歩2、3分ほどのところにある市民農園へ。

去年から作っている、麦わら細工のクリスマス飾り用のライ麦を分けてもらいに行ってきました。





春の陽気。背の高いライ麦。青空と気持ちの良い風。

ここが日進だなんて・・・。

いや日本だなんて・・・。


ほんの数分先に母がいるのかと思うと、やはりちょっとだけでも会いたいな、と当然思うわけで、何も告げずに実家の外へ車を着けたのでした。


車の中から電話をかける・・・


「トゥルルルル・・・」

出ない。あれ、車庫にも車がありません。


結論から言えば不在でした。そんなもんです(笑)


ただ、その夜実家に電話をかけ、母と話したときの喜びようが忘れられないんですよね。


「えー!来てたの?なんてこと、わぁー会いたかったわー!ありがとう!

そうね、次はそうやって玄関で会えたらいいわね!あなたの顔が見たいわ!」


ここ最近で一番明るい声。

実際は会えなかったけど、でもなんか、もはや会えたようなもんだな、って思いました。

恐らく受け答えしている私も、ここ最近で一番明るい声だった気がします。


どうせ会えないから、って思っていたけど

なんだか一番大切なのは、実際会えるか会えないかじゃなかったのかもしれないですね。


何のオチも大した話でもないんですが

日進のライ麦のおかげ・・・。今年のストロースターは良い物ができそうです。


それでは御元気で。





いれね