奥三河に車を走らせる時間が本当に好きで、
特に下道で行く余裕のある時なんて、浮かれてしまいます。
名古屋から猿投グリーンロードを抜け、国道153号線。
子供の頃は、毎年の夏休みになると同じ道を通り、家族で下伊那の避暑地で過ごしたものでした。ナビがなくても、目隠ししても辿りつけてしまうんじゃないかと思うルートです。
(目隠しはしてませんよ!)
足助で右に逸れ設楽町へ。さらに一時間近く車を走らせると、
青山さんの工房が細い山道を上がった突き当たりにあります。
この道がちょいとひやひや!
対向車が来るんじゃないかとドキドキしながらあがっていきます。
オーダーしている家具の細かい相談に、久々に訪れた「木と革 aoyama」。
いつ訪れても、うるさいほどの静けさに包まれ、一瞬で心が落ち着くから不思議です。
(現在は一時お休み中です)
一枚板のマカバ・・・。我が家にやってくる頃にはどんな色に磨かれ、
変化していくのか、とても楽しみ。
ここに来ると、9割の時間は雑談。
この日は「そんな歳になったんですよね」と、主に生活の中で大切になった事、
優先順位の上がったことなどを淡々と話し合っていました。
「樹齢100年経った木は、加工した後100年は持つなんていわれているんですよね。」と話す青山さん。我が家に来るテーブルは、これから先何年間生き続けるのか、
このテーブルでどんな会話や食事が交わされるのか
どんな空気が流れるのか、
楽しみ。私がいなくなった後にも存在するんだなぁと思うと、
とても不思議な気持ちになります。
違いは全然分からないけれど、カッコいい鉋たち・・・。
「工具マニアですよね・・・」と青山さん。
私はもともとは奥三河に何の縁もゆかりもないのですが、
花祭りをきっかけに通うようになるうちに、いつのまにかお気に入りの場所が
沢山できました。
奥三河のカケラを自宅の真ん中における日が本当に楽しみ。
では御元気で。
いれね
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