top of page

どこのドイツですかというお話

ここ最近ずっとこっそり書き溜めている事について・・・。



 愛知生まれ愛知育ち、でも日本国籍はなくドイツ国籍で、名前も日本の要素ゼロ。


 ドイツ人かと聞かれると、いまいちピンとこないし、かといって日本人だよね、と言われるのにも違和感・・・。


ドイツ語はふんわり喋れるけれど、ほんとにふんわり。ドイツの親戚はよくメールをくれて、『元気にしているのか、連絡しなさい』と言ってくれるけれど、正直面倒に感じることもある。


 ドイツ語で毎回頑張って長文書くのって結構しんどいんですよね。だってそんなボキャブラリーないもん。


え、そんなもんなの?そんな喋れないの?ドイツの事知らないの?と若干がっかり目に言われても、そりゃずっと日本にいて、ドイツ人の父は子供の頃亡くなっているし、ドイツの友達もいないんだから、そんなもんです。


 そんな私の持つ「祖国ドイツ」のイメージって、恐らく現実とはかけ離れている。


 私のドイツ語の語彙力は、少しだけ住んでいた12歳のときから変わっていない。


 私の好きなドイツは、1970年代から実家にある、正直パッとしないツリーの飾りや、大晦日に父が作っていて部屋中むせかえるくらいのアルコールの匂いで一杯だった、フルーツたっぷりのグリューワイン。ざっくりと大味のケーキ。お休みの日曜でもきちんとスーツを着てパリッと教会に行っていた父。毎朝物凄く始業が早く、終わるのも早い小学校。ウーバーイーツの配達員みたいに大きくて、派手なランドセル。何十年経っても新築みたいな家に住む、綺麗好きなおばさん。大きな食洗機。郊外の巨大スーパーに炭酸水のケース買い。


 今のドイツがどんな場所で、どんな空気感なのか。全然分からない。ネットでニュースを見てもピンとこないし、そんなに親近感もわかない。「ドイツではどうなの?」ってたまに聞かれますが、私の答えるドイツのほとんどは偽物、いやファンタジーの世界なんです。リトルワールドではしゃぐ写真をご覧くださいな(笑)



でもね、それって実は嫌いじゃない。ルーツとの付き合い方って、憧れとか美化くらいがちょうど良かったりするんじゃないかとも

思ったりしています。



(ドイツの首都ベルリンには数年前1.5日行ったなぁ...)


 ドイツをよく知らないからこそ、好き度は人一倍。オリンピックのときもワールドカップのときも、全力でドイツを応援しています。なんでもかんでも、やっぱりドイツって聞くと、なんか嬉しい。それだけで好きになる。


 ドイツに行っていた人に会うだけで、何だか嬉しい。近く感じる。ビールはドイツビールを選びがち。味の違いは良く分からないけど。


 上手く説明できないけど、世界のなかに「自分の一部」を感じられる何かがあるって、いいですよね。私の場合はドイツ。



 みんなにも何かあるんじゃないでしょうか?海外に行くとちょっと日本っぽいものを見ただけで何だか嬉しくなったり、上京して何年経っても、「つけてみそかけてみそ」の話が出ると、大して食べてもないし好きでもないのに何故か懐かしくなったり。

(わたしの個人的経験です笑)



(大阪ドイツクリスマスマーケットめちゃくちゃ楽しいです、ドイツのクリスマスマーケットには行った記憶がありまてん)



 数年前に息子が生まれ、現在彼はドイツ国籍と日本国籍の両方を持っています。とっても嬉しいです。私ができる最高のプレゼントだと思っています。後は自分で好きにすればいい。


 ただ...



 ただ、本当は去年家族でドイツに行きたかったのだけれど、正直今後いつ行けるのか、行っても楽しめるのかも、よく分からない。きっとそのうち行けるだろうけれど、元に戻ることはきっとないし、私がドイツに住むことは、ないだろうなとも思います。


 夫にもまだ一度もドイツを見てもらったことはなく、私が意識して話さなければ、息子はきっとドイツの事は何も知らないまま成長していくのかなぁと思うと、やはりちょっと寂しくなります。


 ルーツは必ず失われていく。どうしようかなぁ、と思いました。思ったけれど、やはり仕方ない。


 だから最近、このエリアで私がたまに出くわしたり、勝手にドイツっぽいと思ったものをリストにして、そのたびに「ほら!ドイツ!」て声に出していこうと思っています。わかりやすくドイツ料理店のこともあるだろうし、景色かもしれない。わたしももっとドイツのことを知り、体験したい。


 縁あってルーツとする国の事、身近に感じたい。「ドイツっぽい」がなんなのかは良く分からないですが、なんかあるんですよ、ドイツっぽさって。それが実はそこまでドイツっぽくなくったって、いいじゃないですか。わたしのドイツなんですもの。


 ここではauthenticとか、genuineとかはどうだっていいのです。ドイツにいけないなら、この町に超個人的仮想祖国空間を作っていこうという試みです。



なんかドイツドイツ言ってたらゲシュタルト崩壊です(笑)



 せっかく息子の為にリストにしていくなら皆にもシェアしていきたいな、と載せてみました。


(わたしが思う)ドイツっぽい写真やエピソード、アップしていきますね。ドイツ好きさんはぜひとも行って確かめてみてください。全然違うじゃん!て思うかも。ふふふ。すんません。あっドイツっぽい情報もどしどしお待ちしています!


 あと実は今、色んなルーツを持っている人に、そのルーツを感じられてちょっと嬉しくなるスポットも聞いていこうかなと思っていて・・・。いつか本にしたい。

(そうなるともはや、ドイツはちょっと関係なくなっています)。


 みんなにとっての「○○ぽい!」て場所も知りたいな。


 「どこのドイツ」シリーズです。どうぞよろしく。

 


あっ、まさにどこのドイツな、わたしのストロースタープロジェクト「Schon Schön」もどうぞよろしく(笑)



(最後にドイツに行ったのは2013年・・・。おじさんの家で食べたお料理、美味しかったなぁ・・・。私はドイツ料理大好き。食べたいなぁ)


ではお元気で


いれね


English, probably not German, coming soon...



最新記事

すべて表示

ページ破損のお詫びとお願い

一般販売をスタートさせましたAitschlandですが、冊子のページの一部が破損しているという報告がありました。楽しみにご購入いただいた方には大変申し訳ございませんでした。 落丁・乱丁の冊子は早急にお取替えをさせていただきます。お心当たりの方は、大変恐れ入りますが本ウェブサイトのお問い合わせフォームよりご連絡を頂きますよう、お願いいたします。 この度はご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後この

Comentarios


bottom of page