2022年、3月26日のWAKEY WAKEYをもって、12年間に渡るZIP-FMでのキャリアが幕を閉じました。これまでラジオを聴いてくださったみなさま、応援してくださった皆様、ありがとうございました!

最後のオンエアは泣く気満々で臨んだのにも関わらず、気付いたら大笑いしながら終わってました。ラストソングはWham!のラストクリスマス。これから誰がZIPのクリスマスを盛り上げてくれるんだろう・・・。知ったこっちゃありませんけどな!楽しかったなぁ。
オンエアでもお話したのだけれど、そもそもわたしがラジオDJになったのは偶然の出来事の積み重なり。小学生の頃からずっと役者になりたかったわたしは、イギリスのロンドン大学で演劇を専攻しました。当時は結構先生にも期待されていたし、成績もよかった。でもパリの演劇学校に進学して、その自信は崩れ去った。怪我もしたし、回りの超個性的な同級生達に圧倒されて競争についていけず、全然自分のしたかったことができず、したかったことが何なのかすら分からなくなった。未だにあの1年間の辛い気持ちは覚えてる。
失意の中帰国して、ひょんな事から町役場でバイトする事になったわたし。仮面劇やパントマイムを専攻していたから、仮面の多い日本のお祭りにも興味を持つようになっていた。帰って来たときに、偶然出会ったとある自治体職員さんに声をかけられて地域振興のお手伝いをする事になったのでした。時給も低く、何の保証もないお仕事だったけれど、沢山の素敵な人に出会って今も繋がっている。地域に根付く文化って楽しいな。そんな風に思えて、競争に疲れたわたしにとっては大切な時間でした。
そんなある日、役場にかかってきた一本の電話。「ZIP-FMの者ですが・・・」
わたしの活動が新聞に載り、それを読んで電話を下さったZIPの杉山さん。
何にピンと来たのか・・・。とにかく、すべてはそこで始まったのでした。
もちろんすぐ喋れるようになるわけでもなく、そこから3年ほどを要したけれど、
やがてラジオDJになったわたし。
だいぶ説明を省きました(笑)
未だに、なぜラジオDJという仕事にたどり着いたのかはよく分からないのですよね。
わたしもずっとZIPPIEだったから、自分がまさかナビゲーターとしてラジオの向こう側から話す人間になるとは夢にも思っていなかったのに。
こんなにも大切な仕事になるなんてね。本当に、未だに良く分かっていない。
でも、分かるのは、これで良かったんだなってこと。
あの時「やりたいです!」と、いたずら電話かもしれないとも疑わず、直感的に答えた自分もグッジョブだし、声をかけてくださった杉山さんもグッジョブ!!!期待にはお応え出来たのではないかな、と思っています!
よく色んな講演なんかでもお話しするのですが、自分の事は自分では良く分からないもの。
自己プロデュースは大切だけど、人と関わって発見する新しい自分も、大切にすると良いのではないかな、と思っています。新しいチャレンジには常にオープンでいたい。
これまで関わってくださったみなさま、応援してくださったみなさまに心からの感謝を申し上げます。本当に今までありがとう。ZIP-FMとはお別れではありますが、わたしの旅はまだまだ始まったばかり。今週は実は久々にオーディションもあるし、ラジオの予定は今後もあるので随時お伝えしていきますね!楽しみだらけ。
2022年春、イレーネの新しい門出をぜひ応援いただけたら嬉しいです。
あっ、いけない忘れるところだった、3月26日より、わたしの次のプロジェクト「AITSCHLAND」クラウドファンディングがスタートしました!
いよいよ始動です!これがすごいことになっていて、
早速感謝感激で胸がいっぱいになっているのですが、
長くなったので説明は次の投稿へ・・・みんな本当にありがとう!今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!
イレーネ