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R153「泊まれる家具屋・hibi」に泊まる




もうじき4月が終わりますね・・・。

あっという間の1ヵ月、正直なところほとんど何も手につけられず時間だけが過ぎた。自分にとっては少々もどかしい1ヵ月でした。色々な出来事が重なり、やろうと思っていたことが殆ど叶わず・・・。少々ネガティブな気持ちに引きずられた新年度の始まり。


ネガティブ押し出せ!と吉田山田の声が心のどこかで聞こえます・・・。


この週末は、いつもお世話になっているnoixのみやびちゃんのお誘いで、豊田市稲武町の宿、hibiへお邪魔してきました。みやびちゃんとわたしと、3歳の息子の、国道153号線3人旅です。



このhibiのオーナーは、カフェ「ヒトトキ-人と木」の松島夫妻。現在チャレンジ中のプロジェクト「AITSCHLAND」にも、サイクリング体験でのランチでご協力いただいている素敵なお2人です。


宿の調度品は、全て家具職人の松島さんが手がけたもの。実際に寝てみて、座ってみて、食事してみて、家具を注文することもできちゃう。「泊まれる家具屋」がコンセプトのhibiは、なんと昨年度の第29回愛知まちなみ建築賞も受賞した、古民家を再生したとてもユニークなお宿なのです。



宿というのは非日常を過ごしに来る場所である事が多いけれど、ここで流れる時間は日常のちょっとだけ先にあって、決して遠いわけではない。実際に宿の上階はご家族の住居スペースで、この日は晩御飯もご一緒していただいちゃった。大げさな言葉かもしれないけれど、束の間の家族になったような体験をすることが出来たのです。




シンプルながら上質なお部屋から窓の外を眺めると、新緑美しい木々と、その向こうに見える名倉川。川の流れの音が絶え間なく聴こえてくる以外には、車の音は殆どしない。静かで穏やかな時間が流れていました。予定を詰め込む必要はないのです。近くの旅館「岡田屋」さんの温泉で入浴させていただき、その後カフェで晩御飯。スケジュールはそれだけ。それだけで心が満たされていくのが分かりました。(岡田屋さんのお湯も最高)


3歳の子供と旅をするのは大変です。息子ははなかなか活発。好奇心も旺盛で人見知りもしないのと、ここ最近母同様ストレスのたまる状況を過ごしていたせいでしょうか、「もう手に負えないよ!」とイライラしてしまう事もしばしば。理想の子育てとは程遠く、つい感情的に怒鳴ってしまい後から後悔するような状況が最近は重なっていました。そんなやさぐれたわたし達親子を、温かくサポートしてくれた松島家、そしてみやびちゃんには、本当に感謝しかありません。


大人の言う事はまるできかないのに、「おにいちゃんおにいちゃん!」と小中学生の息子さん達の後には必死でついていき真似をしようとする3歳児。そしてわがままを言っても優しく見守っているお兄ちゃんたち。わたしは一体何をあがいているのだろうと、彼らを見ていて力が抜けていきました。


散々暴れまわった息子は20時を過ぎスイッチが切れたように突然わたしの腕の中で眠り、朝までぐっすり。息子を起こさないように小声で話した大人の時間は、本当に楽しかった。何を話したんだっけ・・・?アマゾンプライムが沼っていう話、人の乳酸菌は年とともに減っていくと言うお話・・・。しょうもないお話(笑)


そんな時間を欲していた。夜更けには宿に戻り、静かにハーブティーを飲みながら、みやびちゃんと引き続きちょっぴり深い話もしたりして。本当に素敵な考え方をするみやびちゃんが大好き。


ただ話して、聞いて、また話す。インプットにアウトプット。わたしがしたかったのは、それだけだったのだよね。あぁ楽しかった。


翌日はあいにくの空模様だったけれど、マルシェ「ヒトトキトイチ」が開催され、コチラも楽しむ事ができました。そしてこの日はhibiさんをはじめとする、愛知の宿を繋いだプロジェクト「ROUND AICHI」のスタート日。スタンプカード第一号ゲット!


終始、走り回る子の後を追いかけて、気もそぞろ。ゆったり、まったり、のんびりとは程遠い、ギリギリの精神状態での参加です(笑)でもそれでも、こうやって皆さんの顔を見られて、自分の好きなもの、好きな世界を確かめられてよかった。まだしばらくバタバタの日々は続くけれど、この気持ちを忘れずに、1つずつすすめていこう。


ガイド文庫「AITSCHLAND」は間もなく構成案が固まり、本格的に始動予定!そしてクラウドファンディング終了までいよいよ1週間をきりました。共感してくださる方の目に泊まるといいな。頑張ります!


いれね

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